調査・研究活動
最近の研究成果

GS1-128(1段)による新料金代理収納ガイドライン
−迅速・正確な処理をめざして、2002年7月から実施−

新規導入台数、大幅に増加

財団法人 流通システム開発センターでは、この度、現行のJANコード3段/4段による料金代理収納システムから、国際標準となっているUCC/EAN−128による1段(1行)のバーコードによる新システムへの移行を2002年7月を目途に実施すべく「UCC/EAN−128による 標準料金代理収納ガイドライン」を取りまとめた。

経緯コンビニエンスストア(以下、CVS)での公共料金等の料金代理収納は、1987年に流通システム開発センターにてJANコードによる3段/4段のコード体系を制定し、導入されたのが始まりである。

現在では、請求書発行企業は、約4,000社、受入小売業は約30社、収納金額は年間約4兆円と推定され、社会的にも大きな役割をはたしている。
しかしながら、ここ数年の請求書発行企業の急増に伴い、受入小売業でのさまざまなトラブルも急激に増加しており、同センターでは、業界の要請を受け、システムの標準化の検討を進めてきた。

主要CVS(表2)の協力を得て、第1段階として1999年12月、振込票やバーコード表示位置などの標準化案を作成し、JANコードによる標準料金代理収納ガイドライン」を発表した。

その後、第2段階としてPOSレジでの操作性やバーコード表示スペースの削減などを目的に、GS1-128による1段(1行)のバーコードによる新システムの標準化を図るべく検討を行ってきた。
すなわち、代理収納の受入を実施しているCVS、代行企業(ファイナンス会社等)および電力、ガス、通信関係などの主な請求書発行企業の意見を聴取し、それらの企業の意向を踏まえ、2002年7月を目途に新システムの導入を図るべく、2001年5月「GS1-128による標準料金代理収納ガイドライン」を取りまとめた。更に2004年からは、税金等の公共料金の代理収納も可能としている。

新システムの実施/移行については次の通りとする。

  1. 請求書発行企業においては、新システムに基づく業務の開始を2002年7月からとし、2006年6月までに新システムへの移行を完了させる。
  2. 受入小売業においては、2002年7月から2006年6月までは、従来のJANコードによる振込票とUCC/EAN-128による新振込票の併行読取りを行う。

関係各位におかれましては、趣旨をご理解の上、速やかに本ガイドラインの基準にそって新システムにご対応頂くよう、受入小売業ともども強く要望したい。

バーコード体型・表示の概要

  • 新コード体系は、「UCC/EAN−128(1段)で44桁固定長とする。(表1参照)
  • 現在使用しているCCDスキャナのバーコードリーダで読み取るため、バーコード表示全体の幅は、60mm以内で表示する。
  • 請求書発行企業コードをJANメーカコード」(7桁)のうち、先頭の「4」を除いた6桁を使用する。(従来は、5桁表示)
  • 支払期限日を年月日(YYMMDD)6桁とする。(従来は、年を1桁とし、5桁表示)
  • 新たに、収入印紙が必要か否かを示す印紙フラグ(1桁)を設ける。
  • バーコードの内容を確認するために、目視文字をバーコード表示の下に見易く2段で表示する。

導入と効果について

  1. 請UCC/EAN−128による新システムの導入により、表示桁数が十分でないことに起因するシステムの複雑化、トラブルの解消、およびバーコードの帳票に占める割合(面積)の削減、さらに、JANコード3段/4段に起因するオペレーションミスの解消効果などが期待される。
  2. 新システムの実施/移行について請求書発行企業は、新システムに基づく業務の開始を2002年7月とし2006年6月までに完了すること、また、受入小売業においては、2002年7月から2006年6月までは、従来のJANコードによる振込票とUCC/EAN−128による新振込票の併行読取りを行うことで運用が実施されている。

表1 新コード体系;総数44桁(実質42桁)

(91)MMMMMM EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE S YYMMDD F PPPPPP T
項 目 内 容 各桁数
(91) AI(データ項目用) 2
MMMMMM 国コードの2桁目(9又は5)+メーカコード(5桁) 6
E…E(21桁) 自由使用欄 21
S 再発行区分(再発行回数) 1
YYMMDD 支払期限日(西暦下2桁+月+日) 6
F 印紙フラグ(0=貼らない 1=貼る 2〜9=リザーブ) 1
PPPPPP 支払金額(円単位) 6
T 全体チェックデジット(モジュラス10) 1
桁数合計 44

※JANメーカコードの先頭の“4”を除いた6桁(参考)

現行のJANコード体系(4段);総数47桁(実質39桁)

表1 作成にご協力頂いた企業(五十音順)
(株)am/pmジャパン
(株)カスミコンビニエンスネットワークス
国分グローサーズチェーン(株)
(株)ココストア
サークルケイ・ジャパン(株)
(株)サンクスアンドアソシエイツ
(株)スリーエフ
(株)セイコーマート
(株)セーブオン
(株)セブン-イレブン・ジャパン
(株)デイリーヤマザキ
(株)ファミリーマート
(株)ポプラ
ミニストップ(株)
(※ワーキンググループとしてご協力頂いた企業)

1.UCC/EAN-128の特徴

  • 記録密度が高い。
    数字は2桁を11モジュールで示す(JANコードは7モジュールで1桁)。
    新しいバーコードのため、印刷規格等が最新技術を前提。
    [例;JAN 0.26ミリ(1字当たり 1.82ミリ)、EAN 0.17ミリ(同0.94ミリ)
  • 英数字など128種(フルアスキー)が表示できる。
    UCC/EAN―128の名前の由来。
  • チェック・デジットの精度が高い。
    JANはモジュラス10、EANはモジュラス103でかつ規格で自動設定を義務付け。
  • いろいろな情報を表示でき、国際(EAN)標準が制定されている。
    アプリケーション識別子;AI(Application Identifier)と桁数。

2.UCC/EAN-128の利用状況

わが国を含め世界中で物流管理等での利用が進んできている。

  • 物流情報システム;ASN(EDI)と連動したSCMラベル
    ASN→Advanced Shipping notice(事前出荷情報)
    SCM→Shipping Carton Marking(混載商品用物流ラベル)
  • 医薬・医療関連業界の商品ラベル、物流ラベル;日付等の管理
  • 生鮮食料品;重量の表示、日付管理

詳細につきましては、「UCC/EAN-128による標準料金代理収納ガイドライン」(販売資料 税込525円)をご利用下さい。

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