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その他流通システム標準

SCMラベル

SCM(Shipping Carton Marking)ラベルとは、オンライン(EDI)で伝送されるASN (Advanced Ship Notice:事前出荷明細=納品データ)と納品された商品とを照合するため、納品される段ボールやオリコンに貼られるバーコードラベルのことである。
SCMラベルは、納入業者(卸、メーカー)および受入企業(小売業、卸)で二重作業となっている入荷検品業務の簡素化、効率化を狙いとしてEDIに連動させ、納品書の削減(ペーパーレス)をも実現する物流情報システムである。

新物流情報システムの流れ(サンプル)

研究経緯

  • 現在、多くの小売業にとって物流の最大の課題の1つは、店舗までの調達物流をいかに効率化するかである。POSシステムやEOSの普及により発注単位が細かくなる一方、小売業の物流センターでの入荷検品は一般的には全数・全量検品で、かつ目視検品に頼り、多くの工数をかけているのが現状である。
  • 1993年4月、当センターでは日本チェーンストア協会に「物流情報システムの標準化に関する調査研究会」を設置し、共同研究を行った。同研究会では、バーコードとEDIシステムを連動させ、検品作業の簡素化を目標に、 ① 混載商品識別のためのSCMラベル ② 納品(出荷)データ伝送フォーマット ③ 通信手順(J手順またはH手順) について検討、94年3月「ASNとSCMラベルによる新検品システム」がまとめられた。SCMラベルには、国際標準となっている「GS1-128」を採用した。
  • 新物流情報システムでは、小売業では検品作業の簡素化や納品伝票の入力作業を省略することができる。一方、納入業者としてはJAN、ITFシンボルを活用した正確・迅速な検品体制の構築という課題があるものの、納品伝票の省略や立会い検品の省略により、納品時間の短縮といったことから計画的、効率的な配送体制が可能となり、取引する双方の企業にとって多くのメリットがある。
  • 98年3月、日本チェーンストア協会において本システムが見直され、「ASNとSCMラベルによる新検品システム(バージョンII)」としてまとめられた。
  • 98年3月、日本百貨店協会においても、日本チェーンストア協会と連動する形で同様な物流情報システムの標準化が図られた(SCMラベル仕様は両協会共通)。
  • 現 状
    2007年4月に、発注から請求・支払までの6業務・8メッセージで構成される「流通ビジネスメッセージ標準(略称:流通BMS)」が公開された。この際、EDIデータと連携して物流現場で発行される物流ラベルや納品時添付帳票についても、流通BMSと連携した標準化仕様を改めて検討すべきとの要望が、共同実証に参加した卸売業等から出された。
    そこで、流通システム標準化事業において、07年度、まずは、現状の実態調査が行われた。続いて、08年度、スーパー業界を中心に、情報志向型卸売業研究会と連携する形で検討が行われ、「スーパー業界 流通ビジネスメッセージ標準対応 物流ラベル運用ガイドライン 第1.0版」(第Ⅰ章 概要編、第Ⅱ章 仕様編、第Ⅲ章 導入編)としてまとめられた。09年度、流通BMSのバージョン1.3公開に伴う記述変更と、物流ラベル関連製品への流通BMSロゴマーク使用許諾に伴う記述変更を行い、これを反映した「物流ラベル運用ガイドライン 第1.2版」として、公開している。

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